ICHORA+開発者の思い
明日を生きる人の「QOL」を底上げしたい。
機能性商品のきっかけは、自身のトレーニング。
ICHORA+(イッチョウラ・プラス)代表の加々村征(カガムラモト)はトレーニングを日課としており、筋力トレーニングのインストラクターの資格を取得するまでに至っています。筋肉を効率よく作り出すためには、筋肉を分解すると言われるストレスホルモン「コルチゾール」をいかに減らしつつ鍛えられるかが重要であると考えられています。
そこで注目したのが、新しいコンセプトによる機能性を持たせた素材。
この素材との出会いから、トレーニングに励む自身のような人だけでなく、明日を生きる全ての人に向けて「QOL」を上げる商品を届けたい、と考えるようになりました。
「機能を選び、日常をプラスに」というアパレル文化を作り出す
寒い日には上着を羽織り、暑い日には薄着になり、フォーマルな場ではスーツを着て、特別な日にはお気に入りの服に着替えるように、これからは「機能」を自ら選んで、自身のコンディションに合わせて服を着る時代が来る。瞑想やヨガのように、身体を整えながら心も満足できるアイテムが求められるようになると加々村は言います。
ICHORA+の商品は「機能性を持ったアイテムを選んで着ていただくことで、忙しい毎日の中でも充実感を得てほしい」という思いを込め開発されました。
国内縫製工場の経営者になる前、加々村は薬剤師として医療に従事していました。その頃から、彼の中には「仕事でも生活の中でも、日々奮闘する誰かの助けになりたい」という人生の軸がありました。
医療人から衣料人、そして衣療人へ。
加々村は、傷や疲労を回復しマイナス状態をゼロに戻すアイテムだけでなく、日常を少しでも良くするために、服を通じて「ゼロからプラスへ」導くことに価値を見出しています。
ICHORA+は「機能を選び、日常をプラスに」という新しいアパレル文化が一般的になることを目指しています。
ブランド設立までの道のり
加々村は、幼い頃から好奇心旺盛で、何に対しても「なぜ?どうして?」と考えていました。数々の資格を取得する中でも、学習していく過程とその質を追い求める方に興味がありました。
「誰かの助けになりたい」という彼の人生の軸と、好奇心、探究心がビジネスの根底を形成し、ICHORA+設立の礎になりました。
国内縫製工場でものを作るということ
ICHORA+の商品は、日本の米どころ、秋田県大館市にある自社の縫製工場から生まれています。秋田で働く従業員が一枚一枚丁寧に仕上げている背景には、加々村の強いこだわりがあります。
縫製工場として個人個人が技術に磨きをかけるだけではなく、自分たちが生産した洋服を、どんな人がどんな思いで手にするのかを意識し、納期までの手順や工程を組み立てること。数字を確認すること。所属部署関係なくチームとしてより良い製品を作るため意見を出し合える環境作りを加々村は大事にしています。「より良いものを作る」という意識だけは、今すぐにでも世界一になれる、と彼は言います。1人ひとりが誇りと自信を持って成長し、輝き、活躍して欲しい。その思いは、『ズームに関わる全ての人と共に、笑顔あふれる幸せな未来を“想像”し“創造”する』という会社の理念にも表されています。
ものづくりの責任
ICHORA+の運営会社である株式会社ズーム(以下、ズーム)。ズームは現会長である加々村義廣が創業した会社であり、2020年4月に加々村征は父親である加々村義廣から引き継ぎました。
ズームを創業する前、加々村義廣は洋服のデザイナーとして活躍していましたが、いつしか「自分が生み出す洋服に対して最後まで責任を持ちたい」と志し、縫製工場であるズームを立ち上げました。加々村征は創業者のその思いに強く共感すると同時に、この会社とその思いを継いでいこうと決意した、と言います。
ICHORA+の製品に縫い付けてある品質表示タグには、製造責任者「加々村」の印章が押されています。創業者の「最後まで責任を持つ」という思いを胸に、加々村は今日も品質保証の判を押します。
そして、この「ICHORA+」というブランドが、長く人々の記憶に残ることを願っています。