“回復力”を高める夜の過ごし方─睡眠と副交感神経の関係
2025.10.17
“回復力”を高める夜の過ごし方─睡眠と副交感神経の関係

“回復力”を高める夜の過ごし方─睡眠と副交感神経の関係

 

こんにちは。ICHORA+代表の加々村です。

薬剤師としての知識と、パーソナルトレーナーとしての経験

そして「良い睡眠こそが明日のパフォーマンスをつくる」という考えをもとに

健康づくり、続けられるトレーニング、そして質の高い睡眠について

“明日の自分を整える”ヒントをお届けします。

さて、本日は

「“回復力”を高める夜の過ごし方─睡眠と副交感神経の関係」というテーマでお届けします。

 

はじめに

「ちゃんと休んだはずなのに、朝に疲れが抜けない」
そんな感覚を覚えたことはありませんか。
筋トレをしても成果が出にくい、集中力が続かない…

それは、「回復の質」が低下しているサインかもしれません。

私たちの身体は、日中の交感神経優位な状態(活動モード)から、夜の副交感神経優位な状態(休息モード)へと切り替わることで、ようやく修復を始めます。
つまり、「夜の過ごし方」こそが、次の日の私たちを決めているのです。

 

本論

副交感神経をうまく働かせる鍵は、「脳」と「体温」と「呼吸」の3つにあります。

① 脳をクールダウンさせる
スマホやパソコンの光は、脳を刺激し続け、眠りのリズムを狂わせます。
寝る1時間前には画面を閉じ、温かい照明の下で、静かに過ごしてみてください。
手前味噌ですが、Curefiloのような肌にやさしい素材は、摩擦や違和感がなく、心地よい副交感神経のスイッチになります。

② 深部体温をゆるやかに下げる
入浴は「上げて下げる」ことが目的です。
寝る90分前に40℃前後のお湯に10分程度浸かると、体の中心部が一時的に温まり、その後ゆっくりと下がる過程で眠気が訪れます。
サウナ後のリラックスに似ていますね!
血流が整い、細胞が“修復モード”に入る時間です。

③ 呼吸を整える
副交感神経を刺激する最も簡単な方法が「呼吸」です。
おすすめは、4秒吸って、6秒吐く
ゆっくり吐くほど心拍が下がり、筋肉が緩みます。
戦略的に“緩める”時間を持つことが、結果的にパフォーマンスを高めます。

こうして整った副交感神経は、筋トレ後の回復を助け、ホルモン分泌を促し、免疫や肌のコンディションまで整えます。
つまり、睡眠は最高のリカバリー・トレーニングなのです。

 

まとめ

夜の時間を“癒し”ではなく“戦略的な回復”と捉える。
それが、大人のパフォーマンスマネジメントです。

それが「ICHORA+」の考える回復の在り方です。

貴方は、今夜どんな時間を過ごしますか?
寝る前の1時間、スマホの代わりに自分を整える習慣を取り入れてみてください。
それが、翌朝の「軽やかさ」に繋がりますから。

 

次回予告

次回は

「秋冬の“自律神経バランス”を整える運動と食事のコツ」

寒くなると、なんとなく疲れが抜けにくい。
それは「気温」よりも、「自律神経の切り替え」がうまくいっていないサインです。

次回は、秋冬の季節変化に負けないための具体的な運動習慣と食事の整え方をお伝えします。
筋トレや栄養をどう調整すれば、自律神経が安定し、毎日のパフォーマンスを落とさずに過ごせるのか。
知っておいて損はないかと!

最後までお読みいただきありがとうございます。

では、また

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