夜トレはアリかナシか?
こんにちは。ICHORA+代表の加々村です。
薬剤師としての知識と、パーソナルトレーナーとしての経験
そして「良い睡眠こそが明日のパフォーマンスをつくる」という考えをもとに
健康づくり、続けられるトレーニング、そして質の高い睡眠について
“明日の自分を整える”ヒントをお届けします。
さて本日は、
「夜トレはアリかナシか?」
についてお話しします。
はじめに
「トレーニングは朝がいいのか、夜がいいのか?」
これはジムでもよく聞かれる質問の一つです。
健康情報やSNSを見ると
「朝トレが最強」
「夜トレは睡眠の質を下げる」
といった意見もあります。
では実際のところ
夜トレは身体にとって良いのでしょうか。
それとも避けるべきなのでしょうか。
結論から言うと
夜トレは“やり方次第でアリ”です。
ただし、いくつかのポイントを理解しておく必要があります。
本論
まず、人間の身体には
「体内時計(サーカディアンリズム)」があります。
体温、ホルモンなどは
一日の中で自然なリズムを持っています。
一般的に
・体温が高い
・筋力が出やすい
・柔軟性が高い
という状態になるのは
夕方から夜にかけてです。
実際に研究でも
筋力パフォーマンスは
夕方〜夜にピークを迎えることが多いと言われています。
つまり、純粋な運動能力だけを見れば
夜トレはむしろ有利な時間帯とも言えます。
一方で問題になるのは
「睡眠」です。
強度の高いトレーニングを行うと
・交感神経が優位になる
・体温が上昇する
・アドレナリンが分泌される
といった状態になります。
このままベッドに入ると
なかなか寝付けない。
そんな経験をしたことがある方も
少なくないのではないでしょうか。
ここで重要なのは
「トレーニングを終える時間」です。
睡眠の質を保つためには
就寝の 2〜3時間前までに運動を終える
これが一つの目安になります。
例えば
23時に寝る人なら
20時〜21時くらいまでにトレーニングを終える。
これなら体温も落ち着き、副交感神経が優位になり
スムーズに睡眠に入ることができます。
もう一つ大切なのは
トレーニング後の「クールダウン」です。
・軽いストレッチ
・深呼吸
・ぬるめの入浴
こうした行動は、神経系を落ち着かせる効果があります。
忙しいビジネスパーソンにとって
夜しか時間が取れないことも多いでしょう。
その場合は
・トレーニングは60分以内
・寝る直前は避ける
・トレーニング後はリラックス時間をつくる
これだけでも
身体への負担は大きく変わります。
もう一つだけ
夜トレにおいて見落とされがちなポイントがあります。
それは
「睡眠環境」です。
トレーニングは身体を整える行為ですが
回復させるのは睡眠です。
運動後の睡眠が浅ければ
回復もパフォーマンス向上も起こりません。
だからこそ
・リラックスできる環境
・肌ストレスの少ない寝具や衣類
こういった要素も
実は重要になります。
日中のパフォーマンスは
「運動 × 睡眠」
この掛け算で決まるからです。
まとめ
夜トレは
決して悪いものではありません。
むしろ
・身体が動きやすい
・継続しやすい
という意味では、忙しい現代人にとって
合理的な選択肢でもあります。
ただし
・就寝2〜3時間前までに終える
・クールダウンを行う
・睡眠環境を整える
この3つは意識しておきたいところです。
健康づくりで一番大切なのは
「続けられること」です。
朝しかダメ
夜はダメ
と決めつけるより
自分の生活リズムの中で
続けられる方法を見つけること。
それが結果的に
一番身体を変えてくれます。
次回予告
次回は
「40代からの“疲れない身体”のつくり方」
をテーマにお話しします。
若い頃と同じように働き
同じようにトレーニングをして
同じように休んでいる。
それなのに
なぜか疲れが抜けない。
そんな感覚を持つ方も
多いのではないでしょうか。
回復の仕組みを理解すると
身体の使い方は変わります。
ぜひ次回も
“明日の自分を整えるヒント”として
読んでいただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
では、また。