安全にトレーニングするならマシンがおすすめ
こんにちは
ICHORA+を展開してる代表の加々村です。
薬剤師、パーソナルトレーナーの経験を活かし
”健康・トレーニング”の情報を皆様にお届けしたいと思います。
さて、本日は
「安全にトレーニングするならマシンがおすすめ」というテーマでお届けします。
はじめに
「筋トレをするならフリーウエイトが効果的」とよく言われます。
確かに、バーベルやダンベルを使うフリーウエイトトレーニングは、多くの筋肉を同時に動員できるため、筋力向上に優れた手法です。
しかし、その自由度の高さゆえに、フォームの乱れや過度な負荷が原因で怪我をするリスクも伴います。
特に、大胸筋を鍛える際のフリーウエイトは、肩や肘への負担が大きく、適切なフォームを維持できなければ怪我のリスクが高まります。
今回は、大胸筋トレーニングにおけるフリーウエイトのリスクと、それを回避するためにマシントレーニングを推奨する理由について解説します。
フリーウエイトの大胸筋トレーニングとそのリスク
大胸筋を鍛えるフリーウエイトの代表的な種目には、バーベルベンチプレスやダンベルプレスがあります。
これらの種目は、胸の厚みを増し、全体的な上半身の筋力向上に役立つ優れたトレーニングです。
しかし、以下のようなリスクが伴います。
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肩や肘への負担が大きい:バーベルやダンベルを用いる際、動作が不安定になりやすく、肩や肘への負荷が増します。
特に加齢による関節の柔軟性低下があると、怪我のリスクがさらに高まります。 -
フォームが崩れやすい:フリーウエイトでは自分で軌道をコントロールする必要があります。
適切なフォームを維持できなければ、対象筋に十分な刺激を与えられないばかりか、関節や腱に過度なストレスがかかります。 -
補助が必要になる場合がある:高重量を扱う場合、一人でトレーニングするのは危険です。
バーベルベンチプレスでは、失敗した際にバーベルが胸に落ちる危険があり、補助者が必要になります。
マシントレーニングのメリット
フリーウエイトのリスクを避けつつ、安全かつ効果的に大胸筋を鍛えるには、マシントレーニングが有効です。特に以下のメリットがあります。
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安全性の向上:マシンは動作軌道が固定されており、フォームが崩れにくく、怪我のリスクを低減できます。
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関節への負担軽減:可動域が制限されることで、肩や肘への過剰なストレスを防ぐことができます。
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単独でも安心して高重量に挑戦できる:補助なしでトレーニングできるため、ジムで一人でトレーニングする際にも安心です。
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ピンひとつで重量調整が可能:フリーウエイトのようにプレートを付け替える手間がなく、スムーズに負荷を調整できます。
おすすめのマシンを使った大胸筋トレーニング
大胸筋を効果的に鍛えるために、以下のマシンを活用しましょう。
1. チェストプレスマシン
ベンチプレスと同様の動作ができるマシンで、大胸筋全体を鍛えることができます。
特に初心者や関節への負担を減らしたい人におすすめです。
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使い方:
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背もたれにしっかり背中をつける
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グリップを持ち、肘を90度に曲げた状態からプレス動作を行う
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大胸筋の収縮を意識しながら押し出す
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2. ペックフライマシン
大胸筋の内側をターゲットにするトレーニングで、胸の厚みを強調する効果があります。
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使い方:
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背もたれに密着し、グリップを握る
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腕を閉じるように動作し、大胸筋を収縮させる
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ゆっくりと戻す
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3. インクラインチェストプレスマシン
上部大胸筋を重点的に鍛えることができます。
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使い方:
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シートの角度を調整し、やや斜め上に押し出す動作を行う
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上部胸筋の収縮を意識する
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4. ケーブルクロスオーバー
フリーウエイトに近い動作が可能で、大胸筋の仕上げとして使えます。
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使い方:
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ケーブルを握り、腕を大きく開いた状態から前方で交差させる
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ゆっくり戻してストレッチを意識する
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まとめ
大胸筋のトレーニングは、フリーウエイトでもマシンでも可能ですが、安全性を考慮するとマシンの方が優れています。
特に歳を重ねてからのトレーニングにおいては、怪我のリスクを最小限に抑えつつ、効率的に筋肉を鍛えることが求められます。
トレーニングを継続するためには、無理をせず、最適な方法を選ぶことが重要です。
まずはマシンを活用し、安全にトレーニングを進めましょう。
そして、必要に応じてフリーウエイトを取り入れることで、よりバランスの取れた大胸筋の発達を目指すことができます。
最終的には、自分の身体の状態や目標に合わせたトレーニング方法を選択することが重要です。
怪我をせず、長くトレーニングを続けるためにも、マシントレーニングを積極的に活用していきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
では、また