朝のタンパク質が夜の眠りを左右する理由
こんにちは。ICHORA+代表の加々村です。
薬剤師としての知識と、パーソナルトレーナーとしての経験
そして「良い睡眠こそが明日のパフォーマンスをつくる」という考えをもとに
健康づくり、続けられるトレーニング、そして質の高い睡眠について
“明日の自分を整える”ヒントをお届けします。
さて本日は、
「朝のタンパク質が夜の眠りを左右する理由」
についてお話しします。
はじめに
睡眠の質を高めたいと考えたとき
多くの方は「寝る前」に意識を向けます。
・スマホを控える
・カフェインを避ける
・入浴のタイミングを調整する
どれも大切な要素です。
私もこのブログで言っています。
ただ、もう一つ見落とされがちな視点があります。
それが「朝の食事」です。
特に、朝にどれだけタンパク質を摂るか。
ここが、夜の眠りにまで影響しているとしたらどうでしょうか。
本論
鍵になるのは、「セロトニン」と「メラトニン」です。
・セロトニン:日中の安定や集中に関わる神経伝達物質
・メラトニン:夜の眠気を引き起こすホルモン
この2つは別物ですが、実は材料と流れがつながっています。
タンパク質に含まれる「トリプトファン」というアミノ酸が、
日中にセロトニンへと変換され
そのセロトニンが、夜になるとメラトニンに変わります。
つまり、こういう流れです。
朝:タンパク質摂取 → トリプトファン補給
昼:セロトニン生成 → 気分・集中の安定
夜:メラトニン生成 → 自然な眠気
このリズムが崩れると、
夜に「眠れない」「眠りが浅い」という状態が起きやすくなります。
では、なぜ「朝」が重要なのか。
トリプトファンは摂取してすぐに働くわけではなく、
セロトニン→メラトニンへと変換されるまでに時間がかかります。
目安としては、
朝に摂ったものが、夜に影響するイメージです。
逆に言えば
朝のタンパク質が不足していると
夜に必要なメラトニンの材料が足りなくなる。
これが「寝る前に頑張っても眠れない」原因の一つです。
さらに実践的な視点として。
朝食で意識したいのは量より「質」です。
・卵
・納豆
・ヨーグルト
・プロテイン
これらを組み合わせて、
最低でも20g前後のタンパク質を確保できると理想的です。
また、セロトニン生成には「光」も必要です。
朝起きたら、
・カーテンを開ける
・外に出る
これだけでも変わります。
タンパク質と光。
この2つが揃って、はじめてリズムが動きます。
まとめ
睡眠の質を高めるために
夜の工夫だけに頼るのは少しもったいないです。
・朝にタンパク質を摂る
・朝に光を浴びる
このシンプルな習慣が
夜の自然な眠気につながっていきます。
まずは明日
朝のタンパク質を少しだけ意識してみてください。
次回予告
「一度下げた血圧が上がったときの、正しい戻し方」
血圧は下げるだけでなく、
“維持する力”が問われます。
一度良くなったのに、また上がってしまう。
その背景には、生活のどこに原因があるのか。
無理なく続けるための考え方と
現実的なコントロール方法についてお話しします。
最後までお読みいただきありがとうございます。
では、また