水分を摂るのは“仕事”です─身体を守る習慣
2026.01.16
水分を摂るのは“仕事”です─身体を守る習慣

水分を摂るのは“仕事”です─身体を守る習慣

 

こんにちは。ICHORA+代表の加々村です。

薬剤師としての知識と、パーソナルトレーナーとしての経験
そして「良い睡眠こそが明日のパフォーマンスをつくる」という考えをもとに
健康づくり、続けられるトレーニング、そして質の高い睡眠について
“明日の自分を整える”ヒントをお届けします。

さて、本日は
「水分を摂るのは“仕事”です─身体を守る習慣」
というテーマでお届けします。

 

はじめに

水分補給は、健康の基本としてよく知られています。
けれど、日々の生活の中で意識できているかというと、少し怪しい。
そんな習慣でもあります。

体調が大きく崩れているわけではない。
でも、一日を振り返ると、どこか重たい。
夕方になると、疲れが残りやすい。

こうした小さな違和感は、年齢のせいだけではありません。
多くの場合、日常の中で当たり前にやっているはずのことが
いつの間にか抜け落ちているだけ、ということもあります。

今回は、水分を摂ることを、特別な健康法としてではなく
明日を無理なく迎えるための、ごく基本的な習慣として整理してみます。

 

本論

喉が渇いたと感じたとき、
身体はすでに水分不足に近づいています。

人の身体の約60%は水分でできています。
この水分がわずかに減るだけでも、身体の中では静かな変化が起こります。

血液中の水分が減ると、血液は少し濃くなります。
すると流れがゆっくりになり、身体の隅々までスムーズに行き渡りにくくなる。

この影響を受けやすいのが、腎臓です。

腎臓は、血液をろ過し、老廃物や余分なものを尿として排出する役割を担っています。
水分が不足した状態が続くと、このろ過作業が効率よく行えなくなり、知らないうちに腎臓に負担がかかっていきます。

また、水分不足は血糖の状態にも関係します。
血液中の水分が減ることで、血糖値の変動が大きくなりやすくなるためです。

すぐに異常値が出るわけではありません。
ただ
・食後に眠くなりやすい
・夕方になると集中が続かない
・疲れが抜けにくい

こうした形で、日常の中に静かに表れます。

特に40代以降は、
「喉の渇き」を感じる感覚そのものが弱くなります。
本人は問題なく過ごしているつもりでも、軽い脱水状態が続いていることは珍しくありません。

だから水分補給は、
調子が悪くなってから始めるものではなく、崩れない状態を保つための習慣として扱う方が自然です。

朝に一度。
昼前に一度。
午後に一度。

こんな感じで

歯を磨くように、生活の流れの中に入れておく。
やる気や意識に頼らず、淡々と続けるだけです。

量を多くする必要はありません。
一日の目安は、体重×30〜35mlほど。
大切なのは、一気に飲むことではなく、定期的に飲むことです。

基本は水か白湯で十分です。
コーヒーや紅茶、緑茶など、カフェインを含む飲み物は利尿作用があるため、水分補給の目的としては向いていません。

これは、何かを頑張るための習慣ではありません。
身体を静かに守るための、下地づくりです。

ICHORA+のものづくりでも、私たちは「足し算」より「引き算」を大切にしています。

着ていることを意識しないほど自然で、日常の流れを邪魔しない。

水分補給も同じで、主張はしないけれど、確実に日常の質を支えてくれる習慣だと感じています。

 

まとめ

水分補給は、健康意識の高さを示すものではありません。
日常を、静かに上質に保つための土台です。

今日一日を振り返ってみてください。
水を飲んだタイミングを、はっきり思い出せるでしょうか。

もし曖昧なら、少し足りていないのかもしれませんね。

 

次回予告

次回は
「40代からの“時間がない”を前提にしたトレーニングの考え方」

鍛えることよりも、崩れにくい身体をつくること。
忙しい日常の中で、無理なく続けるための考え方を整理したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

では、また

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