眠りの質を上げる夜のストレッチとは?
こんにちは
ICHORA+を展開してる代表の加々村です。
薬剤師、パーソナルトレーナーの経験を活かし
”健康・トレーニング”の情報を皆様にお届けしたいと思います。
さて、本日は
「眠りの質を上げる夜のストレッチとは?」というテーマでお届けします。
はじめに
以前、不眠を解消するには筋トレが最も効果的だと書きました。
筋トレが睡眠の質を高めることは数多くの研究でも示されています。
しかし、日々の仕事や家庭の事情で、継続的にトレーニングを行うのは決して容易ではありません。
疲れて帰宅したあとにダンベルを持ち上げるのは、気持ちの上でもハードルが高いものです。
そんな人にこそ勧めたいのが「夜のストレッチ」です。
大きな負荷や準備はいらず、ベッドサイドで数分間取り組むだけで、筋肉の緊張を解き、自律神経を穏やかに整えてくれます。
トレーニングのように習慣化の壁も低く、眠りに向かう導入としては非常に実践しやすい方法です。
本論
ストレッチの利点は「体と心を同時に緩める」ことにあります。
日中は交感神経が優位に立ち、私たちの体は仕事モードにあります。
しかし眠りに入るには、副交感神経が優位になりリラックス状態に切り替わらなければなりません。
ストレッチは筋肉を伸ばすことで血流を促し、深い呼吸を誘導するため、この切り替えを自然に助けます。
具体的には次のような方法があります:
・前屈ストレッチ:床に座り、両足を伸ばして息を吐きながらゆっくりと前屈。背中や太ももの緊張が緩みます。
・股関節ストレッチ:両足の裏を合わせて座り、軽く前へ倒れます。骨盤まわりがほぐれ、腰への負担を減らします。
・肩甲骨ストレッチ:腕を前で組み、背中を丸めながら息を吐く。肩や背中のこわばりを解きほぐします。
大切なのは「無理に伸ばさない」ことです。
少し物足りないくらいがちょうど良く、呼吸を乱さない範囲で行いましょう。
ストレッチでも仕事でも、持続可能性こそが成果を生みます。
まとめ
夜のストレッチは、睡眠導入の儀式であり、翌日のパフォーマンスを左右する自己投資です。
わずか5分でも効果は十分。
筋肉を緩め、呼吸を整えることで、心身が眠りに備えて整います。
仕事でも日常でも、大きな成果は小さな習慣の積み重ねから生まれます。
まずは夜のストレッチから始めてみてはいかがでしょうか?
次回予告
次回は
「”やや物足りない”が健康を作るトレーニングのコツ」
健康寿命をのばすために必要なのは、限界まで追い込むトレーニングではありません。
実は、“やや物足りない”と感じるくらいの運動こそが、体を守り、無理なく続けられる秘訣なのです。
なぜ、物足りなさが健康を支えるのか…その理由を知れば、あなたの運動習慣に対する考え方がきっと変わるはずです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
では、また