糖質制限のデメリットとは!?
2025.03.28
糖質制限のデメリットとは!?

糖質制限のデメリットとは!?

 

こんにちは
ICHORA+を展開してる代表の加々村です。

薬剤師、パーソナルトレーナーの経験を活かし
”健康・トレーニング”の情報を皆様にお届けしたいと思います。

さて、本日は

「糖質制限のデメリットとは!?」というテーマでお届けします。

 

はじめに

「糖質を減らせば体が締まる」「糖質制限で痩せた」
こうした話を聞いて、あなたも一度は糖質制限に興味を持ったことがある、試したことがあるのではないでしょうか。
実際、短期的な減量には効果的な方法でもあります。

しかし、筋トレを日々のルーティンとし、全身の筋肉を維持・強化したいと考えるなら、糖質制限には“注意すべき落とし穴”があります。

今回は、糖質制限のメリットとデメリットを、筋力という視点からお伝えしたいと思います。

 

糖質制限のメリット:脂肪減少、体重コントロールに有効

糖質を減らすことで、体内のインスリン分泌が抑えられ、脂肪が蓄積されにくくなります。
さらに、糖質(グリコーゲン)は水分と結びついて筋肉や肝臓に蓄えられているため、制限すると一時的に体内の水分が抜け、体重が減少します。

見た目のスリム化や、内臓脂肪の減らすことには非常に有効で、「身体が軽くなった」「スーツが似合うようになった」といった実感を得やすいのが利点です。

 

糖質制限のデメリット①:筋トレのパフォーマンスが落ちる

筋肉を育てるためには「高強度のトレーニング」と「十分な栄養」が必要です。
糖質は、筋トレ時の主なエネルギー源となります。
糖質が不足すると、セットの途中で力が出なくなったり、追い込みが効かなくなることがあります。

また、長期にわたって糖質を制限すると、体が“省エネモード”になり、代謝そのものが落ち、トレーニング効果も鈍くなります。

 

糖質制限のデメリット②:筋肉分解のリスク

糖質が不足してエネルギーが足りなくなると、体は筋肉のタンパク質を分解してエネルギーに変えようとします。
この状態が続くと、全身の筋肉量が減少してしまいます。
いくらたんぱく質を摂っても、「燃料として使われてしまう」なら、筋肉は増えません。

これは“痩せたけど筋肉が減って老けて見える”という現象にもつながりかねません。

 

糖質制限のデメリット③:回復力の低下

筋トレ後の筋肉の回復にも糖質は欠かせません。
糖質を摂ることでインスリンが分泌され、それが筋合成を促す役割を果たします。
糖質をしっかり補給しないと、筋トレで破壊された筋繊維が十分に回復できず、次のトレーニングに影響が出てしまいます。

 

戦略的に「糖質と付き合う」姿勢が重要

糖質は敵ではありません。むしろ“使いどころ”を見極めれば、筋肉の維持・増強にとって心強い味方です。

たとえば…

  • トレーニング前後には糖質を摂る
    エネルギー切れを防ぎ、筋肉合成を促進します。

  • 日常生活では糖質を控えめに
    体脂肪の蓄積を防ぎつつ、インスリン感受性を保つことができます。

  • 長距離ランや大会前には糖質をしっかりチャージ
    持久力を発揮するために欠かせません。

糖質を完全にカットするのではなく、「摂るべきタイミングと量」を把握する。
それが、40代以降の体づくりの成功ポイントです。

 

糖質制限が向いているのはこんなとき

  • 急速に体脂肪を落としたい時期(ただし短期間)

  • 筋トレよりも減量に重きを置くフェーズ

  • 内臓脂肪が気になり、まずは生活改善をしたいとき

 

糖質制限が不向きなシーン

  • 筋肥大を狙っているとき

  • トレーニングの強度を高く保ちたい時期

  • 持久系の運動や大会前

 

まとめ

全身の筋肉を育て、保ち、動かすために必要な「燃料=糖質」。
糖質制限は効果的なツールですが、目的に合わない使い方をすれば、筋力低下やパフォーマンスの低下という逆効果も引き起こします。

仕事と同じように、戦略を立て、使いどころを見極め、検証する。
糖質を避けるのではなく、味方にする。

賢く健康管理をしていきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございます。

では、また

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