腸活は全て ― 全身の筋肉パフォーマンスを引き出す鍵
2025.05.02
腸活は全て ― 全身の筋肉パフォーマンスを引き出す鍵

腸活は全て ― 全身の筋肉パフォーマンスを引き出す鍵

 

薬剤師、パーソナルトレーナーの経験を活かし
”健康・トレーニング”の情報を皆様にお届けしたいと思います。

さて、本日は

「腸活は全て ― 全身の筋肉パフォーマンスを引き出す鍵」というテーマでお届けします。

 

はじめに

「腸活がダイエットや健康に良い」とよく聞きます。
しかし、本当に腸が整うだけでそんなに変わるのでしょうか?

答えは、イエスです。
なぜなら、腸は私たちの体の“司令塔”とも言える存在。
腸内環境を整えることは、筋トレやランニング以上にパフォーマンスに直結する「土台」なのです。

今回は、腸活がどのように筋肉と関係しているのか、そして具体的にどんなアプローチが効果的かを整理してお伝えします。

 

筋肉と腸はつながっている

腸は、食べた栄養を分解・吸収する“入り口”です。
いくら高タンパクな食事をしていても、腸が荒れていては筋肉の材料となるアミノ酸は十分に吸収されません。
また、腸には筋肉合成をサポートするホルモン(たとえばGLP-1)や、炎症を抑える免疫細胞が存在しています。

つまり、「腸内環境が整っている=筋肉が付きやすい・疲労が抜けやすい・代謝が高い状態」を意味するのです。

 

“腸漏れ”が筋肉の成長を妨げる?

最近注目されているのが「リーキーガット症候群(腸漏れ)」です。
過剰なストレス、睡眠不足、添加物の多い食事などが原因で腸の壁がゆるむと、未消化のタンパク質が体内に漏れ、免疫が過剰反応して慢性的な炎症状態になります。
この炎症が筋肉の回復や成長を妨げてしまう。

知らず知らずのうちに腸に負担をかけていることがあるのです。

 

腸が整うと全身の筋肉が活性化する

腸内環境が整うと、筋肉合成に必要なビタミンB群の合成も促され、さらにエネルギー代謝もスムーズになります。特にトレイルランのような長時間運動では、腸の働きが鈍るとガスや膨満感でペースが崩れたり、集中力が切れたりします。

腸活を意識することで、筋トレ時のパンプ感が向上したり、ラン中のスタミナが持続するようになったという実感を持つ方も増えています。

 

具体的に今日からできる腸活習慣

以下の腸活を、筋トレと同じように「習慣化」しましょう。

発酵食品の摂取:納豆、キムチ、ヨーグルトなどを毎日少量でも継続的に。

・水溶性食物繊維の摂取:オートミール、海藻、アボカドなどで腸内の善玉菌を育てましょう。

・よく噛む:消化の第一ステップは口から。1口30回を目標に。

・ストレス管理:腸は“第二の脳”とも呼ばれ、ストレスで簡単に機能が乱れます。瞑想や呼吸法で日々リセット。

 

まとめ

腸は、全身の筋肉に栄養を届ける“根”であり、“コントロールセンター”でもあります。
どれだけ高負荷なトレーニングをしても、土台が崩れていては成果も一過性です。

腸活は、一日二日の変化ではなく“地味だけど効く”地盤づくりです。
ぜひ、貴方の身体という“企業”のインフラ整備に、腸という幹部を迎え入れてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

では、また

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