食事をするだけでもカロリーを消費する!?
2024.07.19
食事をするだけでもカロリーを消費する!?

食事をするだけでもカロリーを消費する!?

こんにちは
ICHORA+を展開してる代表の加々村です。

薬剤師、パーソナルトレーナーの経験を活かし
”健康・トレーニング”の情報を皆様にお届けしたいと思います。

さて、本日は

「食事をするだけでもカロリーを消費する!?」というテーマでお届けします。

はじめに

”食事誘発性熱産生”という言葉をご存じでしょうか?
あまり聞かない言葉ですよね。

食事誘発性熱産生(DIT: Diet-Induced Thermogenesis)は、食事の後に体が食べ物を消化し、吸収し、代謝する過程でエネルギーを消費する現象です。
このエネルギー消費は、食事の種類や量、個々の体質によって異なります。
DITをうまく活用することで、効率的なダイエットを実現することができるんです!

食事誘発性熱産生のメカニズム

食事を摂取すると、体はその食べ物を消化し、吸収し、代謝するためにエネルギーを使います。これがDITです。DITの割合は、総エネルギー消費量の約10%を占めると言われています。主に以下の三つの要素が影響します。

  1.食事の内容

  • タンパク質:DITが最も高く、摂取エネルギーの約20-30%が消費されます。
  • 炭水化物:DITは中程度で、摂取エネルギーの約5-10%が消費されます。
  • 脂質:DITが最も低く、摂取エネルギーの約0-3%が消費されます。

  2.食事の頻度とタイミング

  • 頻繁に少量の食事を摂ることで、DITが効果的に働きます。
  • 一日の食事回数を増やすことで、体は食物を常に代謝し続け、DITを高めることができます。

  3.個々の体質

  • 筋肉量が多い人は、基礎代謝が高く、DITも高い傾向があります。
  • 一日の食事回数を増やすことで、体は食物を常に代謝し続け、DITを高めることができます。

DITを活用したダイエットの方法

  1. 高タンパク質食を取り入れる
    高タンパク質食はDITを高めるために最も効果的です。
    例えば、鶏胸肉、魚、大豆製品、卵などを積極的に取り入れましょう。
    また、プロテインシェイクも有効です。
    食事ごとにタンパク質をしっかりと摂取することで、消化に伴うエネルギー消費が増加し、効率的にカロリーを燃焼させることができます。

  2. 食事の回数を増やす
    一日三食ではなく、五食程度に小分けにすることで、常にDITを活性化させることができます。間食としてナッツやヨーグルト、フルーツなどを取り入れることで、エネルギー消費を促進します。

  3. 炭水化物の質を見直す
    DITを高めるために、炭水化物は低GI(グリセミックインデックス)のものを選ぶことが重要です。
    玄米や全粒粉のパン、野菜を積極的に摂取し、血糖値の急上昇を避けることで、DITを効率的に活用できます。

  4. 水分補給を徹底する
    水分は代謝を促進し、DITを高める効果があります。一日に2リットル以上の水を摂取することで、体の代謝機能を最大限に引き出すことができます。

 

まとめ

食事誘発性熱産生(DIT)を考慮したダイエットは、忙しいビジネスマンにとって効率的で効果的な方法です。
高タンパク質食の摂取、食事回数の増加、低GI食品の選択、水分補給の徹底といった具体的な方法を実践することで、DITを最大限に活用し、無理なく健康的なダイエットを実現しましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

では、また。

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