なぜ、人は“睡眠の大切さ”を知りながらも、お金をかけないのか?
こんにちは。ICHORA+代表の加々村です。
薬剤師としての知識と、パーソナルトレーナーとしての経験
そして“良い睡眠こそが明日のパフォーマンスをつくる”という考えをもとに
健康づくり、継続できるトレーニング、そして質の高い睡眠について
“明日の自分を整える”ヒントをお届けしたいと思います。
さて、本日は
「なぜ、人は“睡眠の大切さ”を知りながらも、お金をかけないのか?」
というテーマでお届けします。
はじめに
貴方も一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
「睡眠が大事なのはわかっている。でも、寝具や環境づくりにそこまで投資していない」と。
運動にはジム代、食事にはサプリ、仕事にはパソコン
多くの人は“投資すべきもの”にお金を使います。
にもかかわらず、人生の3分の1を占める睡眠への優先順位だけが、なぜかいつも後回しになる。
これは、怠慢ではなく、人間の心理と習慣に深く関係する「構造的な理由」があります。
今回は、睡眠投資が“未来の自分に最も利回りの高い行動”である理由をお話しします。
本論
1. 睡眠は「目に見えないリターン」だから投資が遅れる
筋トレを例にすると、負荷を上げれば上げるほど、筋肉痛という“明確なサイン”を受け取ります。
そして、その後、以前よりも筋肉が大きくなる。
成果が可視化されるからこそ、人は継続しやすいのです。
一方、睡眠は違います。
寝具を変えても、照明を整えても、翌朝の変化はほんの少し。
劇的な変化が起こりづらいがゆえに、「別にいまのままでもいいか」と思いやすい。
これは仕事にも似ています。
広告投資や設備投資など、“長期回収型のもの”は優先度が下がりがち。
人は短期で成果の出るものを選びたくなるのです。
睡眠への投資も、まさに同じ構造です。
2. “頑張るための投資”はしやすいが、“休むための投資”はしづらい
多くのビジネスパーソンは、
仕事のパフォーマンスを上げるためにお金を使うことには積極的です。
・新しいPC
・良い椅子
・効率化のためのアプリ
・仕事着
しかし睡眠は「休む」行為。
休むことにお金を使う行為が“生産性と結びつく”という認識が弱いため、
優先順位が自然と下がってしまいます。
ですが、実際には
睡眠こそが集中力・意思決定力・感情の安定という“土台”をつくります。
土台が崩れた状態では、どんな努力も最大化されません。
“寝るためにお金を使う”のではなく、
“成果を出すために睡眠へ投資する”という視点が必要です。
3. 睡眠の投資対効果は実は非常に高い
医療・運動科学の観点では、睡眠投資は驚くほど高いと言われます。
・怪我のリスク減少
・脂肪燃焼効率向上
・筋合成の促進
・ストレスホルモンの正常化
・免疫機能の維持
・判断力・創造性の向上
筋トレの質も、仕事の質も、
最後は「よく眠れているか」で決まると言っても過言ではありません。
“頑張ること”は才能ではなく、“回復できる身体”を作れるかどうかです。
ここに気づいた瞬間、睡眠は「最もリターンの大きい投資対象」になります。
まとめ
睡眠が大切だと分かっていても、
人がお金をかけづらいのは“怠け”ではありません。
・リターンが見えにくいこと
・休むための投資が軽視されがちなこと
・価値に気づく構造がそもそも難しいこと
この3つの理由が重なると、優先順位は自然と下がります。
しかし、睡眠こそが
”筋トレ・仕事・人間関係・判断力”
あらゆる活動の「土台」です。
もし最近、疲れやすい・集中できない・トレーニングが伸びないと感じるなら、
投資すべきは新しいガジェットやサプリではなく、
“夜の過ごし方”かもしれませんね。
次回予告
次回は
「歳をとったからこそ、筋トレが必要になる理由」
40代を越えたら、筋肉は毎年1%ずつ減る。
太りやすくなり、姿勢が崩れ、眠りも浅くなる。
その流れを止められる“唯一の手段”が筋トレです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
では、また