ストレスが身体に及ぼす影響とは?心と身体に起こる変化
2026.09.25
ストレスが身体に及ぼす影響とは?心と身体に起こる変化

ストレスが身体に及ぼす影響とは?心と身体に起こる変化


こんにちは。ICHORA+代表の加々村です。

薬剤師としての知識と、パーソナルトレーナーとしての経験

そして「良い睡眠こそが明日のパフォーマンスをつくる」という考えをもとに

健康づくり、続けられるトレーニング、そして質の高い睡眠について

“明日の自分を整える”ヒントをお届けします。

さて本日は、

「ストレスが身体に及ぼす影響とは?心と身体に起こる変化」

についてお話しします。


はじめに

「最近、なんとなく疲れが抜けない」
「寝ているはずなのに、朝から身体が重い」
「以前より肩や首がこる」
「トレーニングをしても調子が上がらない」

そんなとき、睡眠不足や運動不足だけでなく、ストレスが関係していることがあります。

ストレスというと、「イライラする」「気分が落ち込む」といった心の問題を想像しがちです。

しかし実際には、ストレスを感じた瞬間から、自律神経、ホルモン、心拍、血糖、筋肉など、身体のさまざまな場所で変化が起きています。

つまり、ストレスは「気持ち」だけの問題ではありません。

身体全体の反応なのです。


本論

ストレスそのものは、悪者ではない

まず知っておきたいのは、ストレスそのものが悪いわけではないということです。

たとえば、大切なプレゼンの直前。
心拍数が上がり、身体に力が入り、頭が冴える。

これは身体が「これから何かに対応しなければならない」と判断している状態です。

ストレスを感じると交感神経が働き、アドレナリンなどが分泌されます。
また、HPA軸と呼ばれる仕組みを通してコルチゾールの分泌も促されます。

心拍数を上げたり、血糖を利用しやすくしたりして、身体をすぐに動ける状態へ持っていく。

いわゆる「闘争・逃走反応」です。

短時間で終われば、これは人間が生きていくために必要な反応です。

問題になるのは、そのスイッチがなかなか切れないことです。

車でいえば、一時的にアクセルを踏むことが問題なのではありません。

アクセルを踏み続けたまま走る時間が長くなることが、身体への負担になります。

 

慢性的なストレスは、身体のあちこちに現れる

仕事、人間関係、睡眠不足、将来への不安。

強烈な出来事がなくても、小さな負担が長期間続けば、身体はストレス反応を繰り返します。

すると、その影響はさまざまな形で現れます。

代表的なのが、筋肉の緊張です。

ストレスを感じると、身体は危険に備えるために筋肉を緊張させます。

一時的であれば問題ありませんが、それが続けば、肩や首のこり、頭痛などにつながることがあります。

胃腸にも影響します。

ストレスが続くと、胃の不快感、腹部の張り、便秘や下痢などが起こることがあります。

「緊張するとお腹が痛くなる」という経験がある方もいると思います。

脳と腸は神経やホルモンなどを通して密接に関係しているため、心の状態が消化器にも現れるのです。

さらに、慢性的なストレスは高血圧や心血管疾患、睡眠障害など、さまざまな健康問題との関連も指摘されています。

 

ストレスは睡眠にも持ち込まれる

私が特に大切だと考えているのが、ストレスと睡眠の関係です。

身体は布団に入ったからといって、急に一日の緊張を忘れてくれるわけではありません。

明日の仕事を考えている。
今日の出来事を何度も思い返している。
身体には力が入ったまま。

こうした状態では、眠ろうとしても身体はまだ「活動する時間」の延長にあります。

実際、ストレスと睡眠には双方向の関係があり、ストレスによって睡眠が乱れる一方、十分な睡眠はストレスからの回復にも重要だと考えられています。

だから私は、睡眠時間だけではなく、

「眠る前に身体をどんな状態にしているか」

も大切だと考えています。

照明、室温、音、寝具。

そして、肌に直接触れる衣服もその一つです。

ICHORA+で肌触りを大切にしているのも、単に「気持ちいいTシャツを作りたい」からではありません。

一日の最後くらい、身体に触れるものによる不快感を減らし、心地よく過ごしてほしい。

そして、その時間そのものをリラックスにつなげていきたいと考えています。

 

筋トレも「ストレス」である

トレーニングをしている方に、もう一つ知っていただきたいことがあります。

筋トレも、身体から見れば一種のストレスです。

筋肉に負荷を与え、疲労させる。

その後、栄養と休養をとり、回復する過程で身体が適応していきます。

つまり、

「負荷 → 回復 → 適応」

までがトレーニングです。

負荷だけを増やせば強くなるわけではありません。

仕事のストレスが大きい。
睡眠時間が短い。
食事も十分にとれていない。

そんな状態でさらに強いトレーニングを重ねれば、身体にとっての「総ストレス」は大きくなります。

レジスタンストレーニングでは、負荷と疲労、回復のバランスが重要であり、回復が不十分な状態ではパフォーマンスが低下する可能性があります。

だからこそ、調子が悪い日に「もっと頑張らなければ」と考える必要はありません。

休むことも、トレーニングの一部です。

 

まとめ

ストレスを完全になくして生活することはできません。

仕事をしていれば責任があります。
人と関われば悩むこともあります。
筋トレをすれば身体には負荷がかかります。

大切なのは、

「ストレスがあるか、ないか」

だけで考えないことです。

その負荷から、きちんと回復できているか。

私はそこを見ることのほうが大切だと思っています。

まず一週間だけでも、

「よく眠れているか」
「食欲はいつも通りか」
「肩や首に力が入り続けていないか」
「いつものトレーニングが必要以上につらく感じないか」

自分の身体を観察してみてください。

ストレスは目には見えません。

しかし、その影響は意外なほど身体に現れています。

貴方の身体には今、どんなサインが出ているでしょうか。

 

次回予告

次回は、

「睡眠のために、何を着ていますか?」

についてお話しします。

枕やマットレス、室温にはこだわるのに、毎晩何時間も肌に触れ続ける「服」については、意外と深く考えたことがない方も多いのではないでしょうか。

素材や肌触りは、眠る時間の快適さにどこまで関係するのか。

「寝るときの服」を、睡眠環境の一つとして考えてみたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

では、また

一覧へ戻る

アイテム