ヨガとピラティスの違い-ダイエットにはどちらが向いているのか
こんにちは。ICHORA+代表の加々村です。
薬剤師としての知識と、パーソナルトレーナーとしての経験
そして「良い睡眠こそが明日のパフォーマンスをつくる」という考えをもとに
健康づくり、続けられるトレーニング、そして質の高い睡眠について
“明日の自分を整える”ヒントをお届けします。
さて本日は、
「ヨガとピラティスの違い-ダイエットにはどちらが向いているのか」
についてお話しします。
はじめに
ヨガとピラティス。
どちらも呼吸を意識しながら身体を動かすため、似ているように感じる方も多いと思います。
ただ、実際には少し違います。
ヨガは基本的にマットの上で行いますが、ピラティスにはマットピラティスだけでなく、リフォーマーなどの専用器具を使うマシンピラティスもあります。
結論から言うと、体重を落とすことだけを目的にするなら、どちらか一方を選べば痩せる、というものではありません。
それぞれ身体へのアプローチが違うので、自分の目的や続けやすさで選ぶ方がいいと思います。
本論
ヨガとピラティスは、そもそもの成り立ちが違います
ヨガは、古代インドを起源とするものです。
現在は運動として行われることが多いですが、本来はポーズだけでなく、呼吸や精神面、哲学も含めた考え方があります。
身体を伸ばす。
呼吸を深くする。
バランスを取る。
そうした動きを通して、自分の身体の状態に気づくこともヨガの特徴です。
一方のピラティスは、20世紀にジョセフ・ピラティスによって考案されました。
こちらは、身体をどう使うかという部分をかなり意識します。
特に体幹です。
腹部や背中、骨盤周りを使いながら、姿勢や動きをコントロールしていきます。
ピラティスには大きく分けて、マットの上で自分の体重を使うマットピラティスと、専用器具を使うマシンピラティスがあります。
マシンピラティスでは、スプリングによる抵抗や補助を使えるため、負荷を調整しやすく、身体の動きを確認しながら行いやすいという特徴があります。
初心者だからマット、上級者だからマシン、という単純な分け方でもありません。
マシンの補助があることで、むしろ動きやすくなることもあります。
ダイエットなら、どちらの方が痩せるのか
ここは、少し現実的に考える必要があります。
体脂肪を減らす基本は、摂取するエネルギーより、消費するエネルギーを多くすることです。
つまり、ヨガでもピラティスでも、週に1回運動しただけで、食事を気にせず痩せるわけではありません。
一般的なヨガやピラティスは、ランニングや強度の高い筋力トレーニングと比べると、短時間で大きなエネルギー消費を狙う運動ではありません。
では、ダイエットには向いていないのか。
私はそうは思いません。
ダイエットで一番難しいのは、短期間だけ頑張ることではなく、続けることだからです。
ピラティスは身体の使い方を見直しやすい
ピラティスでは、体幹を使いながら手足を動かします。
普段、自分では意識していない筋肉を使うことも多いです。
続けていると
「立った時の姿勢が違う」
「お腹に力を入れる感覚が分かってきた」
「肩や腰に余計な力を入れずに動けるようになった」
と感じる方もいます。
これは体脂肪が減ったこととは別の変化です。
ですが、同じ体重でも姿勢や身体の使い方が変われば、見た目の印象は変わります。
マシンピラティスでは、負荷を少しずつ変えながら動けるので、自分では分かりにくい身体の癖に気づきやすいのも面白いところです。
ヨガは生活の中に取り入れやすい
ヨガの良さは、特別な器具がなくても始めやすいことです。
身体が硬くても問題ありません。
できる範囲から始めればいいのです。
朝に少し身体を伸ばす。
仕事の後にゆっくり呼吸しながら動く。
寝る前に軽いポーズを行う。
こうした形で生活の中に入れやすいのは、ヨガの強みです。
運動は、きつければきついほどいいわけではありません。
週に何度も無理をして、1か月でやめてしまうより、週に1~2回でも半年、1年と続けられる方が身体は変わります。
ダイエットも同じです。
私なら、目的で選びます
もし貴方が、
「ヨガとピラティスのどちらか一つを選ぶなら?」
と聞かれたら、私は目的で選ぶことをおすすめします。
体幹を使いたい。
姿勢や身体の動かし方を見直したい。
そう考えるなら、ピラティス。
身体の柔軟性を高めたい。
呼吸を意識しながら、無理なく身体を動かしたい。
そう考えるなら、ヨガ。
そして、体脂肪を減らすことが一番の目的なら、どちらか一つだけに頼らなくてもいいと思います。
筋力トレーニングをする。
普段からよく歩く。
食事を見直す。
そこにヨガやピラティスを加える。
このくらいの考え方が現実的です。
ダイエットでは、一つの方法に全部を任せない方が長く続きます。
まとめ
ヨガとピラティスは似ているように見えますが、特徴は少し違います。
ヨガは、柔軟性や呼吸、心身へのアプローチ。
ピラティスは、体幹や姿勢、身体のコントロール。
ダイエットという点では、どちらか一方が圧倒的に優れているとは言えません。
私は
「どちらの方が痩せるか」
よりも
「どちらなら続けられるか」
の方が大切だと思っています。
まだ経験したことがないのであれば、一度ずつ試してみるのもいいと思います。
実際に身体を動かしてみると、自分にはどちらが合っているか、意外と分かりやすいものです。
次回予告
次回は
「“瞑想とマインドフルネスの違い”とは」
についてお話しします。
最近は、仕事の集中力やストレス対策として「マインドフルネス」という言葉を聞く機会も増えました。
次回は、瞑想とマインドフルネスの違いを整理しながら、日常の中でどう取り入れればいいのかを考えてみたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
では、また