冬の朝を制する者は、一日を制す─寒い季節の“起き方”トレーニング
こんにちは。ICHORA+代表の加々村です。
薬剤師としての知識と、パーソナルトレーナーとしての経験
そして「良い睡眠こそが明日のパフォーマンスをつくる」という考えをもとに
健康づくり、続けられるトレーニング、そして質の高い睡眠について
“明日の自分を整える”ヒントをお届けします。
さて、本日は
「冬の朝を制する者は、一日を制す─寒い季節の“起き方”トレーニング」というテーマでお届けします。
はじめに
冬の朝、目覚まし時計が鳴っても、布団の外に一歩踏み出すまでに、時間がかかります。
起きるべき時間は決まっているのに、身体が反応しない…
しかし、筋トレと同じように「起き方」も鍛えることができます。
今回は、寒い季節でもスムーズに動き出せる“冬の朝の起き方トレーニング”についてお話しします。
本論
1. 冬の朝に身体が動かない理由
冬は体温が低下しやすく、副交感神経が優位なまま起床を迎えやすい季節です。
朝に身体が重く感じるのは「意思の弱さ」ではなく、単純に生理的な現象なのです。
ウォームアップが不足したまま筋トレを始めるようなもの。
準備ができていない筋肉は反応が鈍くなるのと同じで、低体温のまま起きようとすると、脳も筋肉もスイッチが入りません。
2. おすすめは「起床5分前の室温18〜20℃」
これは睡眠医学の知見でも、負担なく布団から出られる数値と言われています。
意思の力ではなく、環境を整えることで身体に“起きてもいい”と伝えましょう。
3. 起きた直後にやるべき“1分トレーニング”
”布団から出た瞬間に伸びをする”これだけです。
ポイントは3つだけ。
・肩甲骨を大きく開く
・胸を広げて呼吸を入れる
・ふくらはぎを軽く動かす
これは交感神経を穏やかに刺激し、血流を一気に上げる動作です。
4. 朝の“代謝スイッチ”を入れる飲み物
冬の朝は、冷たい水よりも白湯(40〜45℃)を200ml。
内臓温度が1℃上がるだけで基礎代謝は10〜12%上がると言われています。
朝一杯の白湯は、まさに身体のエンジンを温める最初の点火になります。
まとめ
冬の朝の起き方は、意思ではなく環境と動作のデザインが鍵です。
・起床5分前に室温を18〜20℃へ
・布団を出たら1分の伸び
・白湯200mlで身体を温める
まずはこの中から一つだけ取り入れてみませんか?
次回予告
次回は
「冬はダイエットに最適な季節!?─季節の“代謝特性”を味方につける方法」
寒い季節だからこそ動き出す“ある仕組み”が、身体づくりに大きく関わっています。
貴方が冬をどう過ごすかで、春の体が変わるかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございます。
では、また