寝つきが悪い人の共通点─自律神経の整え方、間違えていませんか?
2025.11.28
寝つきが悪い人の共通点─自律神経の整え方、間違えていませんか?

寝つきが悪い人の共通点─自律神経の整え方、間違えていませんか?

 

こんにちは。ICHORA+代表の加々村です。

薬剤師としての知識と、パーソナルトレーナーとしての経験

そして「良い睡眠こそが明日のパフォーマンスをつくる」という考えをもとに

健康づくり、続けられるトレーニング、そして質の高い睡眠について

“明日の自分を整える”ヒントをお届けします。

さて、本日は

「寝つきが悪い人の共通点─自律神経の整え方、間違えていませんか?」というテーマでお届けします。

 

はじめに

忙しい一日を終えて布団に入ったはずなのに、眠りに落ちるまでが妙に長い。
あるいは、頭の中で仕事や予定がぐるぐる回りつづける。

こうした「寝つけない」という悩みは、意志の弱さやメンタルの問題ではありません。
寝つきの悪さの多くは “自律神経のブレーキが下りていない” というシンプルな理由に行き着きます。

そしてこれは、貴方が真面目に働き、集中して生きている証拠でもあります。
だからこそ「整え方」を間違えると、余計に眠れなくなる。
今日は、その落とし穴と、今日からできる整え方をお伝えします。

 

本論

1. 寝つけない原因は“頭”ではなく“神経”にある

自律神経には、昼に働く 交感神経 と、夜に回復させる 副交感神経 があります。
寝つきが悪い人の多くは、この切り替えが上手くいっていません。

集中して働いた日は、交感神経が“暴走列車”のように加速したままです。
この状態で布団に入っても、身体は「まだ戦闘モード」と勘違いし、眠りのスイッチが入らないのです。

寝つきとは、ただの“睡眠の技術”ではなく、
“神経の切り替え技術” です。

 

2. そのナイトルーティン、むしろ逆効果かもしれません

多くの人が善意でやっている“寝る準備”の中には、実は神経を刺激してしまうものがあります。

▼よくある「逆効果の行動」

・寝る前のスマホ(光刺激+情報過多)

・明日の予定確認(交感神経が活性化)

・熱いシャワー(体温上昇 → 覚醒)

・ベッドに入ってから考え事(脳のDMNが活発化)
※DMNとは Default Mode Network(デフォルトモードネットワーク) の略で、脳が“何もしていないとき”に働くネットワークのことです。

・締めつけの強い部屋着(皮膚刺激で交感神経が優位)

これらはすべて、
「眠ろうとして活動している」 という矛盾が生まれ、
神経にとっては“仕事を続けろ”というメッセージになります。

睡眠とは、努力するほど遠ざかるものです。

 

3. 自律神経を眠りモードに切り替える「3つの実践」

今日からすぐにできる方法を挙げてみます。

① 夕方に“軽い疲労”をつくる

筋トレほど強度を上げなくても構いません。

・10分のウォーキング

・自重トレーニング1〜2種目
これだけで副交感神経が優位になりやすくなります。

身体は、「適度に疲れたときに深く眠る」という構造になっています。

② “皮膚感覚のストレス”をゼロにする

睡眠において皮膚刺激は想像以上に大きな要素です。
タグのチクつき、縫い目、摩擦、汗のベタつき…
これらはすべて「交感神経を刺激する因子」です。

Curefiloのように肌当たりが柔らかく、刺激を極力減らす素材は、副交感神経の働きを邪魔しないため、睡眠向きの素材と言えます。

「パジャマこそ最高の服を」という考え方は、単なる贅沢ではなく、神経科学的にも正しい選択なのです。

③ 体温の“落差”をつくる

眠りのスイッチは、深部体温がストンと下がるときに入ります。
おすすめは…

・ぬるめのシャワー

・温かい飲み物(白湯など)

・就寝1時間前に部屋を少し涼しくしておく

布団に入る頃に自然と体温が下がり、眠気が訪れます。

 

4. 睡眠は「身体の回復」だけでなく「心と判断力」の回復でもある

睡眠は、筋肉の回復はもちろん、

・思考の整理

・感情の安定

・記憶の定着

・判断力のリセット
など、経営者にも欠かせない機能を担っています。

睡眠の質が低い人は、トレーニング効果も伸びづらく、仕事でのパフォーマンスも安定しません。

つまり、
睡眠とは“翌日の自分への最大の投資” です。

 

5. ICHORA+の目指すナイトウェアの哲学

ICHORA+では「眠る時間にこそ、最上の一枚を。」という価値観を大切にしていきます。

睡眠は人生の1/3。
その1/3を“適当な服”で過ごすのか、“自分の身体を労わる服”で過ごすのか。

毎日の幸福度が変わります。

肌に触れる刺激が最も少なく、肩や首にストレスがかかりづらく、温度・湿度の変化に振り回されない衣類。

ICHORA+は、日中だけでなく、睡眠という領域で、貴方の「夜のパフォーマンス」を支える存在になります。

 

まとめ

寝つきの悪さは、気合いで何とかするものではありません。
神経の切り替えを理解し、夜を“整える”ことで自然と改善していきます。

貴方は今夜、どんなルーティンで眠りに向かいますか?
そして、その時間を支える“衣服”は本当に貴方の味方になっていますか。

今日の夜の行動を、少しだけ変えてみてください。
その積み重ねが、翌日のパフォーマンスを確実に変えてくれます。

 

次回予告

次回は

「夜に“思考が止まらない”のはなぜか─脳疲労を翌日に残さない方法」

寝る前に考えごとが止まらなくなるのは、意志や性格ではなく“脳の構造”が原因です。
多忙な人ほど陥りやすい「脳の暴走」を静かに鎮め、翌日のパフォーマンスにつなげる方法お届けします。

最後までお読みいただきありがとうございます。

では、また

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