最近よく聞く“水シャワー”、本当にいいの?─冷たい刺激と身体の関係をひもとく
2025.08.15
最近よく聞く“水シャワー”、本当にいいの?─冷たい刺激と身体の関係をひもとく

最近よく聞く“水シャワー”、本当にいいの?─冷たい刺激と身体の関係をひもとく

 

こんにちは
ICHORA+を展開してる代表の加々村です。

薬剤師、パーソナルトレーナーの経験を活かし
”健康・トレーニング”の情報を皆様にお届けしたいと思います。

さて、本日は

「最近よく聞く“水シャワー”、本当にいいの?─冷たい刺激と身体の関係をひもとく」というテーマでお届けします。

 

はじめに

近年、健康やパフォーマンス向上の話題の中で“水シャワー”という言葉を耳にする機会が増えました。
SNSでは「疲れが取れる」「集中力が上がる」「免疫力が強くなる」といった感想が並び、一種の健康法として注目されています。

しかし、こうした情報は流行に乗って広まることも多く、実際に自分の生活に取り入れるかどうかは慎重に判断したいものです。
私は水シャワーを習慣にしているわけではありませんが、運動や栄養を学んできた立場から、冷たい刺激が身体に及ぼす影響について整理してみたいと思います。

 

本論

1. 冷たい刺激がもたらす生理的反応

水温が急に下がると、皮膚表面の血管が収縮します。これにより体内の熱が逃げにくくなり、同時に交感神経が優位になります。
交感神経は“戦うか逃げるか”の状態をつくる神経で、心拍数や血圧が上がり、集中力が一時的に高まります。
この反応は短時間であれば覚醒効果をもたらし、朝の目覚めやトレーニング前の集中スイッチとして役立つことがあります。

一方で、長時間の冷刺激や、体調不良・心疾患を抱えている人にとっては負担になることもあるため、自己判断だけで極端な実践は避けるべきです。

 

2. 血流改善と回復促進の可能性

運動後に冷水を浴びると、筋肉の炎症や腫れを抑える効果が期待されます。
アスリートが氷風呂を利用するのは、こうした血管収縮→拡張のサイクルを利用して回復を早めるためです。
ただし、筋肉の成長を目的にしている場合は注意が必要です。
トレーニング直後の炎症反応は筋肥大のプロセスの一部でもあるため、冷却しすぎると筋肉の発達をわずかに抑える可能性もあります。

 

3. 取り入れるなら安全に

水シャワーを試す場合は、いきなり全身を冷水にさらすのではなく、手足など末端から順に慣らすのがおすすめです。
時間も最初は数秒〜数十秒から。特に寒い時期や疲労が強い時、風邪気味の時は避けましょう。
そして、何よりも大事なのは「自分に合っているか」を観察することです。
他人の成功談ではなく、自分の体調やライフスタイルに照らして判断する。
それが健康法との上手な付き合い方だと思います。

 

まとめ

水シャワーは交感神経を活性化し、血流改善や一時的な集中力向上が期待できる一方で、体調や目的によっては合わないこともあります。
重要なのは、流行や他人の体験談ではなく、自分自身の反応を観察しながら調整していくことです。
経営もトレーニングも同じで、“適切な刺激”が成長を促します。無理なく取り入れる工夫が、日々のパフォーマンスを底上げしてくれるはずです。

 

次回予告

次回は

「ウェイトトレーニングと有酸素運動、先にやるべきはどっち?」

筋トレと有酸素運動、同じ日に両方やるなら、順番は結果に影響します。
脂肪燃焼筋力アップ持久力向上、それぞれの目的別に“ベストな順番”を科学的に解説してみようと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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